頚動脈超音波検査(頸動脈エコー)

頚動脈超音波検査(頸動脈エコー)

喉の両脇に頚動脈と呼ばれる太い動脈がございます。そっと触れるとドキドキしています(強く押してはいけません)。その血管を超音波で直接観察することで動脈硬化の有無や程度を知ることができます。血液検査において、高コレステロール血症を指摘され、コレステロールを下げるお薬を処方されている方が多くいらっしゃいます。これはLDLコレステロールが高い方には特に動脈硬化の進行が気になる問題ですが、であれば、現時点に於いて動脈硬化やアテローム変性の状態を知っておくことは大切なことだと思います。頚動脈が全く正常であれば、心臓や脳の血管も同等と考えることができます。

検査対象となる方

動脈硬化の早期発見のために頸動脈超音波検査を受けることは重要です。

動脈硬化がご心配な方、コレステロールを下げるお薬をお飲みの方にお勧めしています。
特に閉経期を迎えた女性は女性ホルモン減少の影響で2つの問題が起こります。1つは骨粗鬆症、もう1つはコレステロール値の上昇です。後者に関しましては万人の女性が迎える普通のことですが、コレステロールを下げるお薬が当然のように処方されます。その理由は先に述べましたように、動脈硬化が進みやすいことが医学のデータで示されたからです。では薬を飲む前に、実際に現時点の動脈の状態がどうなのかを知ってから内服されても遅くはないと考えています。

アテローム変性・動脈硬化について

動脈硬化は文字通り動脈が硬くなる訳ですが、年齢を重ねていくだけで往々にして起こってくる変化です。動脈硬化になりますと血管の内側が掘れて血栓(小さな血の塊)ができやすい状態になり、血栓が積もり積もると血管が狭くなったり、できてしまった血栓が剥がれて飛んでいったりします。動脈硬化の前段階としてアテローム変性という血管の壁が厚みを増す状態があり、これはまだ正常の血管に戻ることができる段階です。つまり、薬を今すぐ始めるべき段階なのか否か、というご自身の血管の状態を知っておくことが大切だと言えます。

血管が細くなり引き起こされる主な病気:狭心症、心筋梗塞、一過性脳虚血発作、脳梗塞
血栓が飛ぶことで引き起こされる主な病気:一過性脳虚血発作、脳梗塞
血管の内側が剥がれる主な病気:解離性胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤

ご予約とお値段

初診料3,300円 再診料はございません。※自由診療の初診料は一度のみとなります。
料金:¥11,000

よくあるご質問

Q. 検査時間はどれくらいかかりますか。

A.状態にもよりますが、15分前後となります

Q. 検査前の食事について教えてください。

A.食事、水分、薬は摂っていただいて構いません。

Q. 検査時の服装について教えてください。

A.左右の首にプローブという器具をあてて検査をする為、可能であれば襟元があいた洋服でいらしていただけるとスムーズにご案内が可能となります。
タートルネック等は避けていただけると幸いです。

Q. 当日に検査はできますか。

A.原則は事前予約制となります。

 

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