外反母趾

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症状

外反母趾は、足の親指が隣の人差し指に向かって外側へ「くの字」 のように曲がってしまう病気です。
親指のつけ根にある関節の突き出したところが靴に当たることで痛みや炎症を起こします。
痛みの程度は、母趾の飛び出した部分を指で押すと痛む、靴を履いたときに痛む、靴を脱いでも痛むなどに分けられます。
重症度は親指がどれだけ外を向いているかを示す外反母趾角で判断します。
レントゲン画像で外反母趾角が20度未満は正常、20度~30度未満は軽症、30度~40度未満は中等症、40度以上は重症と分類されます。
男女比は1:10と圧倒的に女性に多く、60歳以上の女性の3人に1人に外反母趾が認められるといわれています。

原因

発症の原因は、肥満や加齢による筋力低下、長年の変形の蓄積などの関連が多くなっています。それ以外に外的要因と内的要因があります。

  • 外的要因
    先の細い靴や、かかとが高い靴を履くこと、長時間の靴の着用
  • 内的要因(外反母趾になりやすい形状の足)
    親指が人差し指より長い(エジプト型)、扁平足

扁平足との関係

健常な足には縦と横のアーチがあります。
これらのアーチが崩れて扁平足になると、母趾の中ほどにある中足骨という骨が扇状に内側へ開き、それから先の骨は逆に靴の影響で外側に圧迫されます。

治療

治療は保存療法と手術療法がありますが、基本的には保存療法から始めます。
靴を脱いでも常時痛むほどになってくると手術を検討します。

保存療法

  • 運動療法
    足の指のストレッチ、筋力強化
  • 装具療法
    インソールの作成やトースプレッダー(軽度から中等度の外反母趾)
  • 靴の指導
    先が広く足趾の運動を妨げないもの、ヒールが低めのもの、柔らかい素材のもの
  • 薬物療法
    除痛目的の消炎鎮痛剤や湿布

手術

  • 骨切り術
    中足骨の骨切りを行い外反母趾を矯正する

 

ご家庭でできること

足を柔らかくするようなストレッチや筋力強化がご家庭で手軽に行えます。

筋力強化

  • 指を開く運動
    指全体でグーパーと開いたり閉じたりを繰り返します。
  • Hohmann(ホーマン)体操
    ゴム紐を両母趾にかけた状態で足の間の距離を広げ、外反した母趾が矯正される方向へ動かします。

靴を見直す

先が広く足趾の運動を妨げないもの、ヒールが低めのもの、柔らかい素材のものを選ぶ。

レントゲン撮影以外にも、血液検査などで関節リウマチの確認も大切になりますので、早めに整形外科を受診しましょう。

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体調に不安を感じたら、早めの受診をおすすめします。
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