機能性ディスペプシア

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【漢方内科】担当医師:天井 周

機能性ディスペプシアとは、腹部症状が慢性的に続いているにもかかわらず、症状の原因となる異常が見つからない病気」です。すなわち、胃の痛みや胃もたれなどの自覚症状があることと、胃がんや胃潰瘍などの病気が内視鏡検査などで見つからない場合に診断されます。

「腹部症状」とは、胃の痛みや胃もたれに代表される症状で、人によりさまざまな言葉で表現されます。食後のもたれ感、早期飽満感(食事開始後すぐにお腹がいっぱいに感じられ、それ以上は食べられなくなること)、心窩部痛、心窩部灼熱感(みぞおちの焼けるような感じ)などに分類されます。このような症状が慢性的に生じている場合に診断されます。

症状の出方としては、胃の働きの異常を症状として感じる場合と、胃の働きを敏感に感じて症状が出る場合とがあります。後者は患者さんがストレスなどによりさまざまな刺激に対して敏感となっていることによって起こります。治療もこれらに対応する2通りの方法が考えられます。

胃の働きの異常を引き起こす刺激は胃の動きと胃酸が代表的なものなので、消化管運動機能改善薬と酸分泌抑制薬が主な治療薬となります。もう一方の刺激に敏感になっている状態を改善する目的では、抗不安薬や抗うつ薬が処方されることもあります。

いずれもその症状を抑える対症療法になります。このような状態に陥るさらに深い原因があり、体質やストレスの感じ方も関係しています。環境や生活習慣を整えることはもちろんですが、本来の身体の働きを助けることで症状を改善できるのが漢方薬です。このような機能的な疾患は漢方薬が得意とするところです。

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