【漢方内科】担当医師:天井 周
頭痛にはさまざまな種類があります。大きく分けると緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛、その他、の4つになります。
最も多いのは、肩こり・首こりからくる緊張型頭痛です。後頭部から首すじにかけて、重苦しい感じや、頭をベルトで締めつけられているような圧迫感が起こるのが緊張型頭痛です。
片頭痛とは、こめかみから目にかけて、片側を中心に、時には両側や後頭部までも脈打つように起こる頭痛です。片頭痛が起こるきっかけは、ストレス、ストレスからの解放、寝過ぎや寝不足、女性ホルモンの変化(月経周期)、天候や気圧の変化、空腹、肩こり、アルコールなど、さまざまです。片頭痛のメカニズムは、まだ完全には解明されていません。
群発頭痛は、片方の目の周りにひどい痛みを感じることから「目の奥をえぐられるような激しい痛み」と表現されます。頭痛のなかでも、もっとも痛みの強いものの一つです。群発頭痛のメカニズムはまだ解明されていませんが、体内時計のある視床下部の機能異常によって起こるという可能性が考えられています。
そのほか、さまざまな原因で頭痛が起こることが知られ、上記以外にも、日常の行動によって頭痛が起きることがあります。
これらの頭痛が頻繁に起こり、鎮痛薬を多用するようになると、鎮痛剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)というのも起こってきます。冷えが痛みを悪化させることも多いのですが、鎮痛剤というのは身体を冷やしてしまう傾向にあるため、かえって頭痛を引き起こしている可能性があります。
どのようなタイプの頭痛であっても、普段の生活の中に悪化要因が潜んでいることがあります。生活習慣の改善とともに、体質に合った漢方薬を摂ることによって、症状の軽減を図ることができます。
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