蕁麻疹

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【漢方内科】担当医師:天井 周

皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡かたなく消えてしまう病気です。イラクサ(蕁麻(じんま))の葉に触れたときに同様の症状が生じることからこの名前がつきました。たいていは痒みを伴いますが、チクチクとした痛痒い感じや焼けるような感じを伴うこともあります。通常ひとつひとつの皮疹(ブツブツや赤み)は数十分から数時間以内に消えますが、半日から1日くらい続くものもあります。もし、一度出た皮疹が何日も残り、後に茶色い色がついたり表面がガサガサ、ポロポロしたりするようなら蕁麻疹とは別の病気と考えられます。

蕁麻疹の治療は、できるだけ原因・悪化因子を探し、それらを取り除く、または避けることが第1です。第2は薬による治療です。蕁麻疹のほとんどはマスト細胞から遊離されたヒスタミンが血管および神経に働くことで症状が現れます。このヒスタミンの作用を抑えるために、抗ヒスタミン薬または抗ヒスタミン作用のある抗アレルギー薬が用いられます。外用薬は多少痒みを軽減する程度であまり効果がありません。

漢方薬も、症状に応じて補助的に用います。蕁麻疹の増悪因子となりやすい疲労やストレスをできるだけ溜めないようにすることも重要となります。

■診療の際は皮膚科迄お問合せ下さい。■

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