【漢方内科】担当医師:天井 周
肩こりの症状としては「こり」のほかに「痛み」や「重さ」「張り」「硬さ」「つかまれている感じ」「鉄板が入っている感覚」などがあります。肩こりは病気というわけではありませんが、不調のサインとして無視するわけにはいきません。肩こりがひどくなると頭痛や吐き気を伴うこともあります。ただ、「肩こり」そのものを取り除く、という発想ではなく、今の状態を改善したほうがよいサインとみなしたほうが賢明です。
肩こりに限らず、「痛み」や「しびれ」などの身体の不快な感覚は、ストレスが少なからず関与しています。といっても、ストレスがあるから肩こりが生じてしまうわけではなく、ストレスが肩こりの症状を「増幅」させるのです。
人間は、実は瞬間瞬間に絶えず「痛み」などの不快な信号が身体から脳に伝わっています。何も痛みを感じていないときでも、弱い痛みの信号が脳に送られているのです。携帯電話には周りの雑音(ノイズ)をシャットアウトして、声をクリアに聞くための仕組みがありますが、脳も全く同じようにこのノイズキャンセル機能を持っています。ただしカットしているのは音ではなく、痛み信号です。
この仕組みのおかげで、ある程度の弱さの痛みやだるさなどの症状は、ノイズとしてカットされるのですが、ストレスが高くなると、このノイズキャンセル機能が弱くなってしまい、普段感じないくらいの弱い痛み信号も感知するようになります。このためストレスの高いときは痛みに気づきやすくなってしまうのです。
肩こりが気になってきたら、ストレスを解消する工夫をしましょう。血流が悪くなるような姿勢や運動不足が影響している場合もあります。生活習慣を見直しましょう。
肩こりとは別に、四十肩・五十肩というのもあります。
いずれの場合も、漢方薬が助けになってくれる可能性があります。ご相談ください。
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