麻痺には大きく分けて
- 力が入らなくなる【運動麻痺】
- 感覚がにぶくなる【感覚麻痺】の2つがあります。
大脳:ダイノウ、脊髄:せきずい、末梢神経:まっしょうしんけい、筋肉のどこがそこなわれても運動麻痺は起こる可能性があります。
運動麻痺のリハビリテーションは、神経の機能回復、麻痺に合併するつっぱりやこわばりの改善、麻痺を補って機能的に動けるようにするための器具や機器等を使いこなすための練習を行います。神経の機能回復を目指す治療には、障害されている神経を電気などで刺激する方法があります。
当院では脳の神経ネットワークを再構築していくため、リハビリを行いながらADL(日常生活に必要な動作)練習を行い、社会復帰を目指します。頭の中の動作イメージと実際の動きとの間にあるズレをできる限り少なくし、修正していくためのリハビリも行います。座位練習や立ち上がり練習、歩行練習などの機能練習を反復して行い、食事や着替え、トイレでの排泄など実際の生活を通じて行うADL練習を組み合わせることで、できる限り自立した生活を送れるように支援していきます。