当院のリハビリテーションについて
「リハビリテーション」の語源は「re(再び)」と「habilis(能力を与える)」の組み合わせといわれております。
医療用語と捉えられがちの「リハビリテーション」ですが、もともとは医療と関係のない言葉です。
「リハビリテーション」とは何らかの原因によって人間らしい社会生活をおくることが困難になった人が、再び人間らしく生活する権利を回復することを意味する言葉なのです。
硬い表現になっていますが、「リハビリテーション」という言葉が生まれたきっかけは、中世ヨーロッパのジャンヌ・ダルクと言われています。「魔女である」と火あぶりの刑に処せられた死後に、罪の有無をめぐって再審が行われ、ローマ教皇が「無罪である」と判決を下しました。この時の裁判を「リハビリテーション裁判」と呼ばれています。
現在、我々が使用している「リハビリテーション」という言葉が医学的に使われるようになったのは、第一次世界大戦のころからで、第二次世界大戦後に広く定着しました。戦争によって傷ついた傷病兵を社会復帰させ、最終的には職業復帰させようという目的で始まりました。現在は、「リハビリテーション」という言葉は「身体的・精神的な部分の能力を回復させる活動」という意味で用いられています。
リハビリテーションの範囲と方法も大きく拡大し、神経学やリハビリテーション工学などの新たな分野が生まれました。また、心理社会的な側面も重視されるようになり、障がい者の社会的参加や生活の質(Quality of life:QOL)を向上させるための取り組みが行われています。
当院では医師と連携し、スタッフ皆で一丸となり、患者様の早期復帰をサポートします。
怪我や病気などの影響で日常生活に制限がある方が、元の日常生活に戻れるように工夫や機能訓練(運動療法)を行っています。場合によっては薬物療法等で鎮痛させ、早い段階からリハビリテーションを行っています。
症状が落ち着いてきた段階で、筋肉の柔軟性の改善、筋力強化、正しい姿勢・動作、日常生活指導などを行い、再発予防に努めます。

