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「保湿しているのに肌が乾燥する…」秋冬に増える肌乾燥を漢方から考える
「秋になってから、急に肌がカサカサするようになった」
「保湿クリームを塗っているのに、肌がつっぱる」
「以前より肌が乾燥しやすく、かゆみまで出てきた」
このようなお悩みはありませんか?
肌の乾燥は、空気が乾いてくる秋から冬にかけて特に気になりやすい症状です。
さらに40~60代の女性では、年齢に伴う皮膚の変化や生活習慣などが重なり、「今まで使っていた化粧品が合わなくなった」「以前より肌が敏感になった」と感じることもあります。
肌は、外からの刺激から体を守る「バリア」のような役割をしています。
そのバリア機能が低下すると、水分が逃げやすくなるだけでなく、衣服や汗、乾燥した空気などの刺激にも敏感になってしまいます。
今回は、秋冬に肌乾燥が悪化しやすい理由、具体的な症状、放っておくとどうなるのか、自分でできる対策、そして漢方という選択肢について、わかりやすくご紹介します。
肌乾燥は「水分を補えば大丈夫」とは限りません
肌が乾燥すると、まず思い浮かぶのは「保湿」です。
もちろん、肌の乾燥対策として保湿は大切です。
しかし、肌の状態は単純に「水分が足りない」というだけで決まるわけではありません。
皮膚の一番外側にある角質層には、水分を保持したり、外からの刺激を防いだりする役割があります。
このバリア機能が低下すると、肌の水分が逃げやすくなり、乾燥しやすくなります。
例えるなら、肌の表面にある「薄い保護膜」が弱くなっているようなものです。
いくら水を入れても、容器に小さな穴が開いていれば水が逃げてしまいますよね。
肌も同じように、乾燥を繰り返している場合には、外側からの保湿だけでなく、洗いすぎや温度、湿度など日々の環境を見直すことが大切です。
こんな症状はありませんか?肌乾燥の具体的なサイン

肌乾燥は、単に「カサカサする」だけではありません。
- 洗顔後に肌がつっぱる
- 頬や口の周りが粉をふいたようになる
- 肌がゴワゴワする
- 化粧水がしみる
- ファンデーションがきれいにのらない
- 顔や手足がかゆい
- すねや肘、膝などが乾燥する
- 入浴後に肌が急にかゆくなる
- 以前より肌が敏感になった
- 小さなひび割れができる
特に注意したいのが「かゆみ」です。
乾燥によって皮膚のバリア機能が低下すると、さまざまな刺激を感じやすくなり、かゆみにつながることがあります。
そして、かゆいから掻く。
掻くことで皮膚が傷つく。
傷ついた皮膚からさらに刺激を受けやすくなる。
このように、乾燥とかゆみの悪循環が起こることがあります。
なぜ秋冬は肌が乾燥しやすい?3つの理由
▍① 空気中の湿度が下がる
秋から冬にかけては、夏と比べて空気が乾燥しやすくなります。
空気が乾燥すると、肌からも水分が失われやすくなります。
特に暖房を使用する室内では、さらに乾燥を感じやすくなります。
▍② 熱いお風呂・長風呂
寒くなると、熱めのお風呂に長く入りたくなりますよね。
しかし、熱いお湯に長時間浸かると、皮膚のうるおいを保つ成分が流れやすくなることがあります。
「お風呂に入ると肌がかゆくなる」という方は、温度や入浴時間を見直してみましょう。
▍③ 年齢による皮膚の変化
年齢を重ねるにつれて、皮脂の分泌量や肌の水分保持力などが変化します。
そのため、40~60代では「若い頃と同じスキンケアをしているのに、乾燥する」と感じることがあります。
肌乾燥を放っておくとどうなる?注意したいポイント
軽い乾燥であれば、保湿や生活環境の見直しで改善することもあります。
しかし、乾燥が強い状態を放置すると、かゆみや赤みが悪化したり、掻き壊して皮膚に傷ができたりすることがあります。
また、皮膚の状態によっては、乾燥だけではなく湿疹や皮膚炎など別の皮膚疾患が関係していることもあります。
「ただの乾燥だろう」と自己判断せず、以下のような症状がある場合は医療機関へご相談ください。
- 強いかゆみが続いている
- 赤みや湿疹が広がっている
- 皮膚がジュクジュクしている
- ひび割れや出血がある
- 市販の保湿剤を使っても改善しない
- 急に全身のかゆみが強くなった
皮膚症状の原因は乾燥だけとは限りません。
症状に合わせて適切な診断を受けることが大切です。
自分でできる肌乾燥対策|おすすめのストレッチと生活習慣
肌乾燥そのものをストレッチだけで改善することはできませんが、体を軽く動かして血流を促すことは、健康的な生活習慣の一つです。
特に冷えや運動不足が気になる方は、毎日の習慣として取り入れてみましょう。
▍① 肩甲骨ストレッチ
両手を肩に置き、肘で大きな円を描くようにゆっくり回します。
前回し、後ろ回しをそれぞれ5回程度行います。
デスクワークなどで肩周りが固まりやすい方にもおすすめです。
▍② 胸を開くストレッチ
両手を背中側で軽く組み、肩を後ろへ引きながら胸をゆっくり開きます。
10~20秒ほど、無理のない範囲で行いましょう。
▍③ ふくらはぎのストレッチ
壁に手をつき、片足を後ろへ引きます。
後ろ足のかかとを床につけたまま、前の膝を軽く曲げ、ふくらはぎをゆっくり伸ばします。
左右それぞれ20秒程度を目安にしてください。
そして、肌乾燥対策ではストレッチ以上に「洗いすぎない・熱すぎるお湯を避ける・入浴後に早めに保湿する」ことが大切です。
保湿剤は、入浴後の肌が乾ききる前に塗ると、乾燥対策につながります。
また、室内が乾燥している場合には、加湿器などを活用して適度な湿度を保つこともおすすめです。
漢方では「肌だけ」でなく、体全体の状態から乾燥を考えます

漢方では、肌乾燥があるからといって、単純に「肌に水分を足せばよい」と考えるわけではありません。
体質や他の症状も含めて、全身のバランスを見ながら考えていきます。
例えば、肌が乾燥しやすいだけでなく、喉も乾きやすい、空咳が出る、便秘気味などの症状がある場合には、漢方医学でいう「津液(しんえき)」など体内の潤いとの関係を考えることがあります。
また、疲れやすい、顔色がすぐれない、めまいがするなどの症状が一緒にある場合には、「気」や「血」の不足を考えることもあります。
冷えが強く、手足が冷たい、胃腸が弱いなどの場合には、体を温める力や消化吸収の状態に注目することもあります。
つまり、同じ「肌乾燥」でも、その人によって体の状態は異なります。
漢方内科では、肌の状態だけでなく、睡眠、食欲、冷え、便通、疲労感なども含めて体質を確認し、漢方薬という選択肢を検討します。
ただし、赤みや湿疹、強いかゆみなどがある場合は、乾燥以外の皮膚疾患が隠れていることもあります。必要に応じて皮膚科での診察も検討しましょう。
「年齢のせい」「乾燥する季節だから」と諦めないでください
肌乾燥は、誰にでも起こり得る身近な悩みです。
だからこそ、「このくらいなら我慢しよう」と放置してしまう方も少なくありません。
しかし、以前より乾燥しやすくなった、毎年秋冬になると肌が荒れる、保湿してもかゆみが続くという場合には、一度ご自身の体の状態を見直してみるのもよいでしょう。
特に40~60代の女性では、肌の変化だけでなく、冷え、疲れ、睡眠の変化、ほてりなど、さまざまな体調の変化が重なっていることがあります。
肌だけを切り離して考えるのではなく、「最近、体全体の調子はどうだろう?」と振り返ってみることも大切です。
東京都板橋区常盤台にある当クリニックでは、内科・漢方内科・皮膚科の診療を通じて、肌の乾燥をはじめ、季節の変化に伴うさまざまな体調のお悩みをご相談いただけます。
「板橋区 漢方内科」で乾燥肌について相談したい方、また「ときわ台 内科」で慢性的な体調不良を相談したい方も、お気軽にご相談ください。
「年齢のせいだから仕方ない」と諦めず、気になる肌や体の変化を一度ご相談ください。
乾燥しやすい季節こそ、肌と体を一緒に整えていきましょう
肌乾燥対策の基本は、毎日の保湿と生活環境の見直しです。
洗いすぎを避け、熱すぎるお湯を控え、入浴後には早めに保湿する。
室内の乾燥にも気を配り、睡眠や食事もできるだけ整える。
こうした小さな積み重ねが、肌を守ることにつながります。
それでも乾燥やかゆみが続く場合には、皮膚の状態を確認するとともに、体質や全身状態について考えてみることも一つの方法です。
漢方は、一つの症状だけを見るのではなく、体全体のバランスを見ながら治療を考えていく選択肢です。
気になる症状を「いつものこと」と放置せず、早めにご相談ください。
♦板橋区常盤台の内科・漢方内科・皮膚科対応クリニック
♦東武東上線「ときわ台駅」北口から徒歩3分
♦完全予約制で、一人ひとりのお悩みを丁寧にお伺いします
肌の乾燥やかゆみが長引いている、症状が悪化しているなど、気になることがありましたら早めの受診をおすすめします。
お待たせしないために、事前予約をご利用ください。
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