
プラセンタ注射は、美肌やエイジングケアなどの美容効果をはじめ、更年期症状の緩和や疲労回復といった健康維持まで幅広い効果が期待できる治療です。人間の胎盤から抽出されたエキスを皮下または筋肉内に投与する治療で、日本では「メルスモン」と「ラエンネック」が医療用医薬品として承認されています。「具体的にどのような効果があるの?」「どのくらいの頻度で通うべき?」といった疑問をお持ちの方へ向けて、本記事ではプラセンタ注射の仕組みや効果、適切な治療頻度、受ける際の注意点までわかりやすく解説します。
プラセンタ注射とは?胎盤から抽出される栄養素の基礎知識

プラセンタ注射は、人間の胎盤から抽出された豊富な栄養成分を体内に取り入れる医療アプローチです。ここでは、主な栄養成分などの基礎知識や、医療分野での活用状況について解説します。
プラセンタ注射とは?ヒト胎盤由来の製剤「メルスモン」「ラエンネック」
プラセンタは「胎盤」を意味する言葉であり、プラセンタ注射とは日本国内の健康な母体から提供されたヒト胎盤を原料とする医療用医薬品を指します。現在、厚生労働省から医薬品として承認を受けているヒトプラセンタ製剤には「メルスモン」と「ラエンネック」の2種類があります。
メルスモンは主に更年期障害や乳汁分泌不全の治療に、ラエンネックは慢性肝疾患における肝機能の治療に用いられています。実際の診療では、患者様の症状や目的に応じてこれらの製剤を医師の診察のもとで適切に使い分けられます。
胎盤エキスに含まれる栄養成分と細胞活性化の仕組み
プラセンタエキスには、細胞の活性化や新陳代謝を促進する豊富な栄養成分と成長因子(細胞増殖因子)が含まれています。製造方法によって成分組成が異なることも報告されています。
胎盤は受精卵をわずか一卵から胎児へと成長させるために必要なあらゆる栄養素を供給する重要な器官です。そのため、抽出されたプラセンタエキスには各種アミノ酸、タンパク質、脂質、糖質をはじめ、ビタミン、ミネラル、核酸、酵素などがバランスよく凝縮されています。
さらに大きな特徴として「成長因子」の存在が挙げられます。成長因子は減少した細胞の代謝を促し、組織の修復や再生を誘導するシグナルとしての役割を果たします。これらの成分が複合的に働くことで、細胞単位での活性化や新陳代謝のサポートが期待されています。
プラセンタ注射が用いられる医療分野(内科・婦人科・皮膚科・整形外科など)
プラセンタ療法は、その多角的な薬理作用から単一の診療科にとどまらず、幅広い医療分野で活用されています。
例えば、婦人科では更年期障害の不定愁訴の緩和などに、内科では慢性肝疾患の肝機能改善や疲労回復のサポートに用いられます。また、皮膚科や美容皮膚科では健やかな肌状態を保つエイジングケアの一環として取り入れられています。
さらに、整形外科においては、肩こりや腰痛、慢性関節リウマチに伴う痛みの軽減を期待して導入されるケースもあります。単一の症状だけでなく、身体全体のコンディションを整える総合的なアプローチとして多様な診療科で活用されています。プラセンタ注射を受ける際は、どの製剤を何の目的として使用するのかを医師に確認することが大切です。
※お近くでプラセンタ療法に対応している医療機関をお探しの際は、日本プラセンタ医学会「全国のプラセンタ療法を行うクリニックの紹介リスト」をご参照ください。
プラセンタ注射で期待できる主な美容効果

プラセンタ注射は肌のターンオーバーを補い、健康的なエイジングケアをサポートします。ここでは、期待される代表的な美容アプローチについて詳しく解説します。
抗炎症作用とバリア機能維持による肌荒れ予防
プラセンタ注射には過剰な炎症反応を抑え、低下した肌のバリア機能をサポートすることで肌トラブルを防ぐ効果が期待されています。
加齢や生活習慣の乱れ、乾燥、外部刺激などによって肌のバリア機能が低下すると、肌内部で炎症が引き起こされ、赤みや肌荒れなどのトラブルにつながります。プラセンタ注射には、炎症を引き起こす物質(炎症性サイトカイン)の働きを整える作用や、皮膚のバリア機能を担う成分を維持する働きが報告されています。
これらの働きにより、肌本来の保護力を補いながら、荒れにくい健やかな肌状態へと導くサポートをします。
コラーゲン生成を促すエイジングケア
プラセンタに含まれる成長因子が真皮線維芽細胞にアプローチすることで、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンの生成をサポートする効果が期待されています。肌の真皮層に存在する「真皮線維芽細胞」は、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など、肌のしなやかさと弾力を維持する成分を生み出す重要な細胞です。プラセンタに含まれる成長因子などの成分は、この線維芽細胞の働きを活性化する作用が報告されています。
肌内部からのコラーゲンやエラスチンの産生がスムーズになり、加齢に伴って気になる乾燥や張り不足に対し、内側から張りを与えるような効果が期待されています。
抗酸化作用と肌のトーンアップをサポートする
プラセンタのすぐれた抗酸化作用とメラニン生成を調整する働きにより、肌のくすみを防ぎ、透明感のある明るい印象へ導く効果が期待されています。
紫外線や日常のストレスによって体内に発生する活性酸素は、肌細胞を酸化(サビ)させ、過剰なメラニン生成を引き起こす主な要因となります。プラセンタには活性酸素の除去を助ける抗酸化作用があり、細胞への酸化ストレスやダメージを和らげる働きが報告されています。
さらに、メラノサイト(色素細胞)における過剰なメラニン合成をコントロールする作用や、肌の代謝やコンディションを整える働きが組み合わさることで、くすみの予防や健やかな肌づくりをサポートします。
プラセンタ注射で期待できる主な健康効果

美容面だけでなく、体の内部からコンディションを整える点もプラセンタ注射の特徴です。特に、更年期症状や慢性的な疲労感に対するアプローチが評価されています。
更年期障害の症状緩和をサポートする
ヒトプラセンタ製剤である「メルスモン注射」は更年期障害に対する保険適用が認められており、ホルモンバランスや自律神経の乱れに伴う多岐にわたる不調を穏やかに和らげる効果が期待されます。
女性は40代後半から50代にかけて閉経前後を迎えると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に低下します。これに伴い、のぼせや突然の発汗(ホットフラッシュ)、イライラ、不眠、頭痛といった精神的および身体的な更年期症状が現れやすくなります。
医療現場で用いられるメルスモン注射は、乱れがちな自律神経やホルモンバランスへ多角的にアプローチします。つらい不調を軽減することで、更年期における日々の快適さや生活の質の向上をサポートします。
慢性疲労や肩こりなどの疲労回復をサポートする
プラセンタ注射に含まれる豊富なアミノ酸や成長因子が細胞のエネルギー産生を助け、慢性的な疲労感や重い肩こりを和らげる効果が期待されています。
臨床試験においても、プラセンタの皮下注射によって慢性的な疲労感が軽減し、全身の活力や生活の質が改善することが報告されています。栄養素が細胞レベルでエネルギー産生を促し、日々のストレスや過剰な負担がかかった体のコンディションを内側から整えて軽やかな状態へと導きます。
「プラセンタ注射は女性向け」というイメージを持たれがちですが、男性の慢性疲労や肩こり、日々の活力向上を目的としたケアとしても幅広く活用されています。
傷ついた肝組織の修復を促して肝機能をサポートする
プラセンタ製剤の「ラエンネック注射」は、慢性肝疾患における肝機能改善として保険適用が認められており、ダメージを受けた肝組織の再生や機能のリカバリーを促します。
肝臓は代謝や解毒、胆汁の生成などを担う体内の要の器官ですが、アルコールの過剰摂取や偏った食事、ストレスなどで大きな負荷がかかると機能が低下してしまいます。
ラエンネック注射に含まれる有効成分は、抗炎症作用や抗酸化作用を発揮するとともに、肝細胞の再生や修復を促します。これにより、傷ついた肝組織の回復を助け、正常な肝機能を取り戻すサポートをします。
プラセンタ注射の効果を実感できるまでの期間と治療頻度

プラセンタ注射の治療効果を得るためには、適切な投与スケジュールを守ることが大切です。ここでは通院頻度や施術のコツについてご案内します。
プラセンタ注射の効果が出始める時期と体感できる変化
プラセンタ注射の効果を感じ始める時期は目的によって異なり、効果の感じ方には個人差があります。一般的な目安として、疲労回復の軽減や睡眠の質の改善といった変化は、施術直後から数日以内に実感される方が多く見られます。
一方で、肌の張りやツヤ感といった美容面、あるいは更年期症状の改善などの体質変化については、皮膚や細胞の代謝周期(ターンオーバー)が関係します。そのため、一朝一夕の変化を求めるのではなく、2~3ヶ月ほど定期的に通院しながら、段階的にコンディションが整っていく経過を観察することが大切です。
理想的な通院頻度と投与方法(皮下注射と筋肉注射の違い)
プラセンタ注射の理想的な通院ペースは、治療初期(最初の1~2ヶ月)が週1~2回、状態が安定した維持期は1~2週間に1回程度が目安となります。
体内のプラセンタ濃度を高めて効果を安定させるためには、初期段階で間隔を詰め、定期的に補給することが推奨されます。症状が落ち着いた後は、体調に合わせて間隔を少し空けながら定期的なメンテナンスとして継続するのが一般的です。
なお、投与方法には「皮下注射」と「筋肉注射」があり、製剤によって投与ルートが定められています。メルスモンは皮下注射のみで、ラエンネックは皮下または筋肉注射で投与されます。皮下注射は成分が徐々に吸収されるため効果が持続しやすく、筋肉注射は血管の豊富な部位(上腕や臀部など)に打つため、吸収速度が比較的速いという特徴があります。
プラセンタ注射の効果が切れるタイミングと継続して通うためのコツ
1回のプラセンタ注射による効果の持続期間は数日から1週間程度のため、効果が完全に切れる前に次の投与を受けることが血中濃度や細胞の活性化状態を維持するコツです。
効果のピークが過ぎて完全に体調や肌が元の状態へ戻りきる前に定期的に補給することで、良好なコンディションを切れ目なくキープできるようになります。
無理なく通院を習慣化するためには、ライフスタイルに合ったクリニック選びが欠かせません。「仕事帰りに立ち寄れるか」「休日(土日・祝日)診療に対応しているか」「待ち時間を短縮できるWeb予約制度があるか」など、ご自身の生活圏やスケジュールに合わせた無理のない通院ルートを確保できる施設を選びましょう。
プラセンタ注射の料金目安と保険適用が認められる条件

プラセンタ注射には、公的医療保険が適用される場合と、自由診療(全額自己負担)になる場合があります。それぞれの費用相場と適用条件を確認しておきましょう。
保険適用で受けるプラセンタ注射の対象疾患(更年期障害・乳汁分泌不全・慢性肝疾患)
厚生労働省の承認を受けた特定の疾患治療を目的とする場合に限り、プラセンタ注射には公的医療保険が適用されます。保険適用の対象となる具体的な疾患と条件は、以下の通り明確に定められています。
- 更年期障害
概ね45歳〜59歳の女性で、更年期障害と医師から診断された場合(使用製剤:メルスモン) - 乳汁分泌不全
出産後の乳汁分泌不全の治療目的(使用製剤:メルスモン) - 慢性肝疾患
慢性肝炎や肝硬変などによる肝機能障害の改善目的(使用製剤:ラエンネック)
保険適用で受診する場合の自己負担割合は1~3割となり、1回あたりの薬剤や手技料は数百円〜500円程度(初診料・再診料等を除く)と非常に抑えられた費用で受けることができます。
自由診療(全額自己負担)の場合のプラセンタ注射の料金相場
美肌やアンチエイジング、疲労回復を目的とする場合や、保険適用の条件(特定の年齢や病名など)を満たさない場合は、「自由診療」扱いとなります。
自由診療における1回あたりの料金相場は以下の通りです。
| 項目 | 費用相場(1回あたり) |
|---|---|
| プラセンタ 1アンプル(約2mL) | 1,000円 〜 2,000円程度 |
| プラセンタ 2アンプル | 2,000円 〜 3,500円程度 |
※施術費用(薬液代)のほかに、医療機関によっては初回に初診料(1,000~3,000円程度)やカウンセリング料が別途発生する場合があります。
美容目的と治療目的での料金体系の違い
治療目的(保険診療)と美容目的(自由診療)では、使用する製剤そのものは同じヒト胎盤由来エキスであっても会計の枠組みや料金設定が完全に分かれます。
保険診療では国の定める診療報酬点数に基づいて全国一律の料金体系が適用されます。一方で、自由診療では、各クリニックが価格を独自に設定する仕組みです。
そのため、1回に投与する量(2~3アンプル)を増やしたい場合や、ビタミンCやビタミンB群(ニンニク注射)など、他の有効成分をブレンドしたオリジナルの点滴や注射メニューを選択する場合は、その分の費用が別途加算されます。受診前に基本料金やオプション費用の内訳を確認しておくことが大切です。
プラセンタ注射を受ける前に知っておくべき副作用と注意点

安全性の高いプラセンタ注射ですが、医療行為である以上、リスクや使用上の制限が存在します。事前に把握しておくべきポイントを詳しく説明します。
プラセンタ注射の主な副作用(注射部位の痛み・赤み・アレルギー症状)
プラセンタ注射は副作用の頻度が少ない比較的安全な治療法とされていますが、注射部位の局所症状や体質による過敏症などが起こる場合があります。報告されている主な副作用と症状は以下の通りです。
- 注射部位の局所症状
針を刺した部位の痛み、赤み、腫れ、内出血(多くの場合は数日程度で自然軽快します) - 過敏症(アレルギー)
体質による発疹、発熱、かゆみなど(症状が現れた場合は投与を中止します) - その他の全身症状
一時的な頭痛、全身のだるさ、閉経後の悪露(おろ)のような出血など
重大な副作用が発生する確率は極めて低いとされていますが、施術後に体調の変化や違和感を覚えた場合は、速やかに担当医師へご相談ください。
プラセンタ注射後は献血できる?献血制限の現状と今後の変更
これまで、ヒト組織由来の製剤であるプラセンタ注射を一度でも受けると、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病などの感染リスクに対する予防的措置として、以降は献血を行えない運用がなされていました。
しかし、厚生労働省による安全性の再検証や科学的知見の集積に基づき、2026年秋頃に撤廃される予定となっています。
なお、日本国内および海外ともに、これまでにプラセンタ注射を原因とする変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の報告事例は1件もありません。運用の見直しが進められているものの、安全性を再優先とするルールのもとで管理されている点をご理解のうえで、受診することをおすすめします。
厚生労働省が提示している情報について詳しく知りたい方は、下記をご参照ください。
安全にプラセンタ注射の効果を得るための事前カウンセリングの重要性
持病をお持ちの方やアレルギー体質の方、妊娠中や授乳中の方は、安全に施術を受けるために事前の医師による十分なカウンセリングが不可欠です。
治療を開始する前には既往歴や現在服用中の薬の有無などを詳細に確認し、プラセンタ療法におけるメリットだけでなく、デメリットや制限事項(献血制限など)について説明を受けた上で同意書を作成します。
患者様一人ひとりの体質やライフスタイルに寄り添い、適切なリスク説明と丁寧なカウンセリングを実施している信頼できる医療機関やクリニックを選ぶようにしましょう。
プラセンタ注射と他の美容施術や内服薬との効果の違い

プラセンタの効果を取り入れる方法は注射だけではありません。サプリメントや他の美容注射との違いを正しく理解し、ご自身に最適な選択をしましょう。
サプリメント(内服薬)とプラセンタ注射の効果の違い
市販されているプラセンタサプリメントやドリンクの多くは、豚や馬などの動物由来のエキスを原料とした食品として流通しています。ヒト由来プラセンタの内服製剤は、医療機関専売の一部を除き市販されていません。サプリメントを経口摂取する場合、成分は胃や腸といった消化器官を通過する過程で分解および吸収されるため、体内に取り込まれるまでのプロセスや吸収率に違いが生じます。
一方、医療機関で行うプラセンタ注射では、厚生労働省の承認を受けたヒト由来のプラセンタ製剤を皮下や筋肉内へ直接投与します。成分が失われることなく全身へ効率よく行き渡るため、手軽さを重視する場合はサプリメント、効率性や体感を重視する場合は注射というように、目的やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
美容皮膚科で行われる他の美容注射や施術とプラセンタ注射の効果の比較
美容クリニックではプラセンタのほかに、ニンニク注射(ビタミンB1)や白玉注射(グルタチオン)など多彩なメニューが用意されています。単一の成分や特定の目的に特化した他の美容注射と比べ、プラセンタ注射は「身体の基盤そのものを整える総合的なアプローチ」を得意とする点が大きな特徴です。美容クリニックで提供される主な美容注射とプラセンタ注射の違いは、以下の通りです。
- ニンニク注射(ビタミンB1主成分): 即効性のある疲労回復やエネルギー補給に特化
- 白玉注射(グルタチオン主成分): 強い抗酸化作用による美白やメラニン抑制に特化
- プラセンタ注射: 自律神経や内分泌系を整え、全身の細胞活性化や新陳代謝の促進に包括的に作用
特定の課題にピンポイントでアプローチしたい場合は各種美容注射が適しており、お悩み全般や体調を含めた根本的なコンディション調整を望む場合はプラセンタ注射が適しています。
プラセンタ注射の効果を高める相性の良い組み合わせ治療
プラセンタ注射は、他の美容注射・点滴や肌再生治療と組み合わせることで相乗的なサポート効果が期待され、自由診療の臨床現場で幅広く取り入れられています。
例えば、強い抗酸化作用を持つビタミンCやビタミンB群と同時に投与することで、疲労回復や美肌サポート機能の強化が期待されます。また、美容皮膚科で行われるダーマペンやレーザー治療といった肌再生治療と併用することにより、ダメージを受けた肌の回復(創傷治癒)をスムーズにするアプローチとしても活用されています。
※これらの併用治療は公的保険の対象外となる自費診療(自由診療)の範囲で行われるアプローチです。効果や適応については事前のカウンセリングで医師にご確認ください。
プラセンタ注射を行うクリニックを選ぶポイントと診療の流れ

継続して効果を実感するためには、ご自身に合った適切なクリニック選びが欠かせません。受診のポイントと一般的な診療の流れについて解説します。
初診から施術・アフターケアまでの具体的な診療の流れと所要時間
プラセンタ注射の施術自体は数分程度で終了し、滞在時間は初診で30分~1時間、2回目以降であれば5分〜10分程度と非常にスピーディです。受診時の基本的な流れは以下の通りです。
- 受付・問診票の記入
現在の体調や主な悩み、過去の病歴(既往歴)などを記入します。 - 医師による診察・カウンセリング
症状の評価を行い、保険適用の可否判定や治療の注意点について説明を受けます。 - 同意書の確認・署名
献血制限などの重要なリスクや注意事項を理解し納得した上で、同意書に署名します。 - 注射の実施
医師または看護師が、上腕(二の腕)・腹部・臀部(お尻)などに皮下または筋肉注射を行います。 - お会計・次回予約
アフターケアの説明を受けて完了となります。
短時間で手軽に受けられるため、お仕事帰りや買い物の合間などにも無理なく通院することが可能です。
丁寧なカウンセリングと医師の専門性|悩みや症状に合わせた最適な治療提案
十分な満足度を得るためには、単に注射を行うだけでなく、患者様一人ひとりの症状に合わせて最適な投与プランを提案できる専門性の高い医療機関を選ぶことが大切です。
更年期症状、肌荒れ、慢性疲労など、受診の目的や不調の程度は人それぞれ異なります。症状にじっくり耳を傾け、適切な製剤(メルスモンまたはラエンネック)や理想的な投与頻度を見極めてくれる医師のもとで受診することが推奨されます。
また、プラセンタ注射だけにこだわらず、必要に応じて漢方薬の処方や他の治療法との併用など、多角的な選択肢を柔軟に提示してもらえるかも信頼できるクリニック選びの重要な指標となります。
通いやすさと明確な料金設定|診療時間(平日・祝日)や費用の確認ポイント
プラセンタ注射の効果を維持し、定着させるためには定期的な通院が必要となるため、通いやすい立地や診療時間とクリアな料金体系を備えたクリニックを選びましょう。継続的な通院を負担に感じないための確認ポイントは以下の通りです。
- アクセス・診療時間
自宅や職場から通いやすいか、仕事終わりの夜間帯や土曜日・祝日の診療に対応しているか - 利便性
Web予約システムなどが導入されており、院内での待ち時間を軽減できる仕組みがあるか - 料金の透明性
公式ホームページ等で初診料・再診料、アンプルごとの単価(1本あたりの費用)が明記されているか
あらかじめ費用感や通院スケジュールを確認し、ライフスタイルに合わせた計画を立てることで、ストレスなく施術を習慣化できるようになります。
プラセンタ注射の効果に関するよくある質問(FAQ)

プラセンタ注射の効果に即効性はありますか?
A. インターネット上で「プラセンタ注射は効果がない」「効果が実感できない」というブログなどの口コミも目にすることがありますが、これは投与初期で継続回数が足りていない場合や、期待する効果と体質や症状がマッチしていないケースが考えられます。疲労回復や不眠、肩こりの改善などの体調面に関しては、注射を打った当日から翌日中に「身体が軽くなった」と即効性を実感される方も少なくありません。一方で、シミや肌荒れの改善、コラーゲン増生による美肌効果、更年期症状の根本的な安定などについては、細胞の再生周期に合わせる必要があるため、数ヶ月にわたる継続的な投与によって徐々に効果が実感しやすくなります。
プラセンタ注射の効果はどのくらい持続しますか?
A. 1回のプラセンタ注射による効果の持続期間は、個人差や体調によりますが、概ね2日から1週間程度です。投与を開始した初期段階では効果が切れやすいため、週に1から2回のペースで補給して体内のプラセンタ濃度を高めることが推奨されます。症状が安定してきた維持期においては、1から2週間に1回程度の定期メンテナンスで十分な効果を維持しやすくなります。
プラセンタ注射はダイエット効果や白髪の軽減にも効果がありますか?
A. プラセンタ注射で「痩せる(ダイエット効果)」「白髪が減る」といった期待を寄せる方もいます。直接的な脂肪燃焼作用や白髪治療薬としての適応はありません。しかし、代謝の促進、頭皮の血行や細胞活性化を介し、健やかな体づくりをサポートします。
まとめ|プラセンタ注射の期待できる効果や注意点を理解して自分に合った治療を始めよう

プラセンタ注射は、ヒト胎盤由来の豊富な栄養成分と成長因子の力によって、美容面のエイジングケアから更年期障害の改善、疲労回復、自律神経の安定まで、多角的な効果をもたらす魅力的な医療アプローチです。
更年期障害や慢性肝疾患といった特定の疾患においては公的医療保険が適用されるほか、自由診療としても手軽に通いやすい料金設定が魅力です。一度受けると献血ができなくなるという注意点や副作用のリスクを正しく理解した上で、ご自身のライフスタイルに合ったクリニックを選び、理想の健康と美しさを手に入れましょう。



