不安神経症とは、日常の生活の中で、強い不安の感情が生じてしまうために身体症状や精神症状が強く継続してしまい、生活のリズムや社会生活が送れなくなってしまう状態です。その不安の感情は、多くの場合は不釣り合いなほど強く生じてしまっていることが多いため、周囲からは「気にしすぎ」「心配性」などと言われてしまうこともあります。
不安神経症のために、不安感情が強く継続して抑うつ症状といった精神症状を併発してしまうだけではなく、不眠や動悸や震え、苦しさや倦怠感といった身体症状も生じてしまいます。
メンタルクリニックや心療内科では、抗うつ薬を中心とした薬物療法とともに、精神療法や認知行動療法によって、不安に対する考え方や捉え方のクセなど認知の見直しをしますが、漢方薬も心と体に働きかけながら、症状の改善に役立ちます。