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秋になったのに疲れが抜けない?「秋バテ」の原因と漢方での対策
「夏が終わったのに、なんだか体がだるい」
「朝晩は涼しくなったのに疲れが抜けない」
「食欲が戻らない、眠ってもスッキリしない」
そんな状態が続いていませんか?
夏の暑さが落ち着いたからといって、体もすぐに元気を取り戻せるとは限りません。
実は、40〜60代の女性にとって、夏の終わりから秋にかけては体調を崩しやすい時期です。
暑さによる体力消耗、冷房による冷え、冷たい飲食物の摂りすぎ、睡眠不足などが積み重なり、秋になってから一気に疲れを感じることがあります。
このような「夏の疲れが秋になって表面化した状態」を、一般に「秋バテ」と呼ぶことがあります。
本記事では、秋バテとはどのような状態なのか、具体的な症状、放っておくとどうなるのか、自分でできるストレッチ、そして漢方という選択肢について、わかりやすく解説します。
秋バテとは?夏の疲れが秋になって出てくる状態です

秋バテは医学的な正式病名ではありませんが、夏の暑さや生活リズムの乱れなどによって体力が消耗し、秋になってからさまざまな不調を感じる状態を表す言葉として使われています。
ポイントは、「秋になったから体調が悪くなった」というよりも、夏の間に少しずつ蓄積した負担が、季節の変化をきっかけに表面化することです。
例えるなら、スマートフォンのバッテリーが少しずつ減っているのに気づかず使い続け、秋になった頃に「もう充電がほとんど残っていない」と気づくようなものです。
特に40〜60代では、仕事や家事、家庭での役割などによる疲労に加えて、年齢による体調の変化も重なりやすくなります。
そのため、「去年までは平気だったのに、今年は夏の疲れがひどい」と感じることもあります。
秋バテで起こりやすい具体的な症状
秋バテでは、特定の一つの症状だけではなく、複数の不調が重なって現れることがあります。
- 体がだるく、疲れが抜けない
- 朝起きるのがつらい
- 食欲が落ちた
- 胃がもたれる
- 眠りが浅い、夜中に目が覚める
- 頭痛や肩こりが気になる
- めまいや立ちくらみを感じる
- やる気が出ない
- 冷えを感じるようになった
- 気温差で体調が変化しやすい
特に注意したいのが、「疲れているだけ」と思って無理を続けてしまうことです。
休んでも改善しない、食欲が戻らない、日常生活に支障が出るほどつらい場合には、単なる季節の変化だけではなく、貧血、甲状腺疾患、感染症、睡眠の問題など別の原因が隠れていることもあります。
なぜ秋に体調を崩しやすい?夏から秋にかけての3つの変化
▍① 夏の暑さによる体力消耗
暑い時期は汗をかくことで水分や電解質が失われます。
また、暑さそのものが体にとって負担となり、思っている以上に体力を消耗します。
特に猛暑日が続いた夏は、「涼しくなれば元気になる」と思っていても、体の回復には時間がかかる場合があります。
▍② 冷房と冷たい飲食物による冷え
夏の間、冷房の効いた室内で長時間過ごしたり、冷たい飲み物やアイスなどを摂る機会が増えたりすると、体が冷えやすくなります。
体が冷えると、血流が悪くなり、肩こりや胃腸の不調、だるさなどにつながることがあります。
▍③ 朝晩の気温差
秋になると、日中はまだ暑いのに朝晩は涼しいという日が増えてきます。
こうした気温差に体が対応するため、自律神経が働き続けます。
その結果、疲労感、眠りの質の低下、頭痛、胃腸の不調などを感じる方もいます。
秋バテを放っておくとどうなる?
秋バテそのものが重大な病気というわけではありません。
しかし、不調を「季節のせいだから」と長期間放置してしまうと、生活リズムが崩れ、さらに疲れやすくなることがあります。
例えば、
「疲れているから運動しない」
↓
「体を動かさないので血流が落ちる」
↓
「夜も眠りにくい」
↓
「翌朝さらに疲れている」
という悪循環です。
また、食欲が落ちた状態が長く続けば、必要な栄養を十分に摂れず、さらに体力が低下する可能性もあります。
秋から冬にかけて元気に過ごすためにも、夏の疲れをそのまま持ち越さないことが大切です。
自分でできる秋バテ対策|おすすめのストレッチ
秋バテ対策では、無理な運動をするよりも、まずは体をゆっくり動かして血流を促すことがおすすめです。
▍① 首・肩のストレッチ
椅子に座った状態で、首をゆっくり右へ倒します。
20秒ほどかけて首から肩にかけて伸ばし、反対側も同様に行います。
痛みを感じるほど強く伸ばす必要はありません。
▍② 肩甲骨まわし
両手を肩に置き、肘で大きな円を描くようにゆっくり回します。
前回し、後ろ回しをそれぞれ5回程度行いましょう。
肩周りが固まりやすい方におすすめです。
▍③ ふくらはぎストレッチ
壁に手をつき、片足を後ろへ引きます。
後ろ足のかかとを床につけたまま、前の膝を軽く曲げます。
ふくらはぎが伸びるところで20秒程度キープします。
秋バテの時期は、長時間の激しい運動よりも、こうした軽いストレッチを毎日の習慣にすることが大切です。
▼その他のおすすめストレッチ


秋バテには「漢方」という選択肢も
漢方では、秋バテのような「なんとなく体調が悪い」という状態も、体質や体のバランスから考えていきます。
例えば、夏の暑さや汗で体力を消耗した方では、「気」が不足している気虚(ききょ)の状態を考えることがあります。
「疲れやすい」「食欲がない」「少し動いただけで疲れる」などが代表的なサインです。
また、冷たい飲食物や冷房などによって胃腸が弱っている場合には、消化吸収を担う「脾」の働きが低下していると考えることもあります。
さらに、汗や暑さによって体の潤いが不足し、口の渇きやほてり、寝汗などが気になる場合には、「陰」の不足を考えることもあります。
漢方では、同じ「秋バテ」でも、すべての方に同じ漢方薬を使うわけではありません。
疲労感が強い人、胃腸が弱っている人、冷えを感じる人、ほてりや不眠がある人など、それぞれの体質を確認して選択します。
板橋区で秋バテを漢方から相談したい方へ
「夏からずっと疲れが抜けない」
「病気というほどではないけれど、毎日つらい」
「食欲や睡眠まで乱れてきた」
そんなときは、無理をして我慢し続ける必要はありません。
東京都板橋区常盤台にある当クリニックでは、内科・漢方内科の診療を通じて、慢性的な疲労感や季節の変化に伴う体調不良についてご相談いただけます。
板橋区 漢方内科をお探しの方や、ときわ台 内科で秋からの体調不良を相談したい方も、お気軽にご相談ください。
「秋だから仕方ない」と諦めず、冬に向けて体を整えましょう
秋バテは、夏の疲れが体に残っているサインの一つかもしれません。
十分な睡眠、バランスのよい食事、温度調節、軽い運動を心がけるだけでも、体を整えるきっかけになります。
それでも疲れが長く続く場合には、体質や生活習慣を見直してみましょう。
漢方は、症状だけを一時的に抑えるのではなく、その人の体質や全身状態を見ながら「なぜ今の不調が起きているのか」を考える治療の選択肢です。
「年齢のせい」「夏の疲れだから」と放置せず、気になる不調は早めにご相談ください。
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